新テニミュThe 3rd Stage

 サーステ大阪公演に行ってきました。
 思い返せば、最初にテニミュを見たのが2nd関東立海のメルパルク大阪公演でした。閉館前にメルパ納めが出来てよかった。
 しかも、最後のメルパが天覧試合だったの! カテコ曲でキャストが列を成して先生にファンサするシーン、めちゃくちゃ微笑ましかった。オタクを眺めて頷くだけの手塚も、先生には恐縮そうにグータッチしていました。
 それにしても、フランス戦が声出し解禁の時期にできて良かった~! D2の原作再現度がすごい。歓声がSEじゃなくて観客の声だって分かったとき、テニスの舞台化としてこんなに大成功な演出ある!?って感動した。客も舞台の一部として参加させてもらえるなんて嬉しすぎる。
 天覧試合では「オタクのビッグボイスを先生にお聞かせするぞ…」という気合いが会場中に漲ってて、これまで見た中で一番でかい声が上がっていました。楽しかった…。終演後の先生退場時も、テニモン総出で拍手&歓声でお見送りしました。

  
 
 M1からテンションブチ上がった。行くぞ待ってろ、世界へ! うおー!テニミュに来たぞー!って実感。
 今までとテイストが違う楽曲もちらほら。世界大会らしい壮大な歌詞やメロディが印象的だった。英語の発音がすごくいいのも新鮮。
 一幕は忙しい人のための新テニミュって感じだったけど、見たいところはほぼ見せてもらえた気がする。原作エッセンスの凝縮の仕方が上手いのよね。
 でも、不二の脳内試合があんなデュエットになるとは。大和部長の時も腰抜かしたんだけど、新テニミュの手塚デュエットは激重感情のオンパレード。テニスを辞めようとしてる相手に「いいか必ずここまで来いよ」って歌う手塚、恐ろしい男だな…。
 いや、素直に羨ましいっス。どうでしょう、上島先生。スペイン戦ではバラ色の未来で一曲設けてみては…(ないねぇ~)
 山田くんの手塚は歌声の凄みが増してて、歌い出すたびにハッとする。もはや恒例となった手塚の裏声、大好きなので聞けて嬉しい。
 高橋くんの跡部は今回もものすごく悲壮感に満ちてて、絶対絶対スペイン戦もこの跡部で見たい!って思った。あのクシャクシャに顔を歪めて歌う跡部が、きらきら輝く笑顔で試合するところが見たいんじゃ…、これまでの悔しさや努力が報われて欲しいんじゃよ…。
 入江の「待ってるよ」が一言も耳に届かないまま手塚への思いを歌い上げる跡部。こんな一方通行な曲ある!? それに、この覚悟ソング、三ツ矢先生の原作解像度が高すぎる。「俺に足りないものはなんだ、勇気か根性か居直りか」にも唸ったんだけど、とどめの「手塚の目の奥に輝くものはなんだ」を聞いたとき、勝てねえ…って思った。相手の瞳の中に答えを見出す自カプ、美しいな…。
 初登場の幸村。イップスのとき目を潤ませながら歌ってて(涙が頬を伝ってることもあって)、あれだけ感情こめても声や音程がブレないってすごい。幸村のテニスへの怖いくらいの執着やお茶目なところも演技で表現してて、ドイツ戦も楽しみな役者さんだ~。

  

 東京コレクションは跡部様固定なのかな? 26日夜にマントを翻しながら跡部様が現れた時、とんでもない悲鳴を上げてしまった。ご満悦そうでオタクも嬉しい。
 白石はポージングやらんのかーい!で日仏チームがズッコケてる中、不二にどれだけ引っ張られても頑なに倒れない跡部、意地っぱりで可愛いですなあ。あと、幸村がよく分からないけど、みんながコケてるから合わせておこうって顔してしゃがんでるのも可愛かった。
 ベンチワークでも不二に腕掴まれて好き勝手される跡部。そのたびに嫌そうな顔して振り払うんだけど、自分はカテコになるといつの間にか手塚の隣を陣取ってるし、手塚のこと全自動投げキス機にするんですよね…。全くもう……(※神に感謝しています)。そして、手塚は跡部に何されても振り払ったりしないんだよね…。二人とも客降りが一階だった日は、ステージ上に戻った後もずーっと跡部が手塚の肩に腕乗せてぺちゃくちゃ話しかけてました。周りの空間にお花が飛んでるのが見えるくらいご機嫌ちゃんだった。
 お頭は今回も美少女でした。カテコ曲のときめちゃくちゃソフトにハイタッチしてくれて、「優しすぎるぞー!」って心の中で叫んだ。鬼さんや監督の台詞をお頭が担当してたせいか、面白くて優しいみんなのまとめ役ってお頭像が作られてて良かった。それもあって、リョーマ帰還をすんなり受け止められる流れが出来てたように思う。
 フランスチームもすごく良かった~。エドガーの歌声素敵だったし、パリコレの美しさとチャーミングさにメロメロになったし、プランス王子は花江夏樹だったし…。
 兼役祭りはみんな芸達者だな~と思いながら見てたんだけど、ドルギアスは立ち方が亜久津だったので出てきた瞬間ニヤッとしてしまった。
 馬上テニス、俺達は何を見せられてるんだ…?って感じだったけど、原作読んだときもその気持ちだったなと思い出しました。先生も出だしから笑っておられた。前脚役にトリスタンと種ケ島の日替わり強者を選抜した采配の妙よ。

  
 
 いつもは手塚か跡部の定点カメラやってるんだけど、今回はついついいろんなキャストを目で追ってしまった。みんなあちこちで面白いことするんだもん、目が足りん!
 ここまで来たら、残りのステージも同じキャストでやってくれるんだろうなという期待があるんだけど、あとドイツ戦とスペイン戦しかないの!?という寂しさもあり…。始まってほしいけど終わってほしくないよ~。