新テニミュThe 4th Stage

 フォーステ大阪公演に行ってきました!

 キャスト発表で山田くんが続投しないと知ったときは、そりゃあもう悲しかった。リョーマ・手塚・跡部のこと勝手に新テニミュの三本柱だと思ってたから、全公演出るものだと思ってたし、キャスト続投を信じてたので…。山田くんの手塚の歌声が大好きでした。

 

 手島くんの手塚は、ナチュラルな手塚って印象。
 低い声を作って動きはゆったりというのが手塚キャストのスタンダードだったので、セリフも歌も比較的素直な発声で、ちゃきちゃき動く手塚って新鮮だった。
 ハッとしたのが、ベンチにいるときや試合中の眼鏡の位置を直す仕草。ブリッジに指を一瞬当てるだけで素早く直してるのを見て、生きてる手塚だ…って思った。もちろん歴代の手塚も舞台上で生きてるんだけど、手島くんの手塚はその場にいることに妙にリアルな質量を感じるというか。
(もしかしたら自分が気付かなかっただけで、歴代の手塚も俊敏に眼鏡直してたかも知れないけど、なんか今回やけに目に留まったんだよね)
 あと、30代の手塚もいいな~としみじみ思った。これまで10代20代のピチピチの手塚を見てきたから、幸村戦で中学生ズに囲まれた手塚を見て、これぞ本物の老け顔〜!って沸いた(失礼すぎんだろ)。

 手塚がうっかりユニフォームのボタン全開で試合した回は、ざっくり開いた胸元が気になって気になって何一つ頭に入ってこなかった。胸筋がすごいことしか分からなかった。
(試合の途中、ベンチに戻って後ろ向いた際にダンクマールが留めてあげてた。パパ?)
 肩周りパツパツで試合中にユニの袖が上がってきちゃうところとか、左腕の血管が浮き出てるところとか凄かったな……。これがドイツで鍛え上げたバキバキの手塚……。
 細かいところだと、ジークフリートが処刑を食らって倒れてるとき、尻も上げずに座ったまま上からニュッと見下ろしてるところが良かったです。手塚の適当な仕草に弱い。

 手塚と跡部のデートシーン(ではない)、ダイジェストで見れただけ良かったと思うけど、楽しみにしてたのでちょっと残念。新テニミュ2ndシーズンがある場合はご検討いただきたい。
 手塚vs幸村戦よかったな~!! 一騎打ちの熱いんだけど爽やかな曲調が、人生の新しいステージに入った二人らしいと思った。あと、手塚ソロのとき鬼さんがすごく優しい顔で手塚を見てて嬉しくなっちゃった。鬼さんのチームメイトへの応援、常にあったけえんだ…。
 そして、藤田くんの幸村やっぱむちゃくちゃ好きだ。非の打ちどころがないっていうか、これが私にとっての理想の幸村なのかも…と思いながら見ていた。

 大阪公演はフランス日替わりが全部王子だったんだけど、これをジェレミーもやってるのか!?すごいな!という驚きの目で見てしまった。
 QPもボルクも前回より一段とセリフが滑らかになってて、一年という時の流れを感じる…。
 パースくん、QP役もすごく良いのに、カミュ役も最高なんだよな~。あんなにチャーミングなカミュ見せられたら軽率にメロってしまう。 
 メダノレ予想以上におもしろキャラに仕上がってた。ただ肩幅すごすぎて…すごく強そう…。
 ロミフェルはあの端折り方で良かったのか? 原作読んでないと謎でしかない檻から始まり(※原作を読んでいても分からない)、メダノレからの電話に出る前に日本と戦う気だったし、ケイゴとは電波でおしゃべりしてたけど…。

 今回もお頭可愛かった~~~!!! デュークとJKみたいにキャピキャピはしゃいでるところとか、マスクマン日替わりとかラブリーすぎる。佐々木さんの高1お頭ビジュがでえ好きなので修行シーンも見たかったな~。
 狂気を感じさせるプレイも良かったんだけど、終盤の竜巻に飲まれつつ必死に活路を探す姿にグッときた。ボロボロになりながら何度でも不死鳥のように蘇る男…こういうキャラが好きなんだ…。
 高校生の仲の良さ、微笑ましかった〜。長年一緒に世界で戦ってきた仲間同士の絆ってこれから道が分かれてもずっと続いていくんだろうなって思えた。跡部たちも二年後こんなふうになれるのかな…、日替わりで毎回爆笑をさらう高校生に…(そこ?)

 跡部の悲痛ソング、もうこれ毎公演一曲は必須なんだね。ただ今回は歌詞があまりに意外で、跡部そんなこと考えてたんだ!?ってびっくりした。
「(手塚、越前と)並列に歩んでいきたい」「同等と言えるのか」「認めてくれるのか」
 跡部が思い悩んでいた部分って、「勝てなかったのに代表に選ばれた自分のことを、自分が認められない」ってことだと思ってたので、手塚やリョーマっていう他者からの評価を気にしてることが意外だった。二人の存在がそこまで判断の基準になってるんだ…。
 この曲だけでも、これから数カ月スルメみたいに噛み続けてると思う。スペイン戦でばっちり認めさせようね…。

 手塚ソロの「前進する」と跡部ソロの「歩んでいきたい」の後にマーチングバンドみたいな小太鼓の音が入るの、めちゃくちゃ好き〜。
 不二vsリョーマでヘビレの前奏入れてみたり、種ケ島のポルタメントだったり、今回も兼松さんの遊び心ある楽曲最高だったなぁ。レボライ2でもよろしくお願いします(2025年にあると信じている)。 

 最後の最後で詰めっ詰めのトップオブザワールドで挨拶されるの悲しいんですけど!? もう少し余韻に浸らせて!?
 Skyシアター、とにかく椅子の座り心地が素晴らしかった。雲みたい。3時間半座りっぱなしでも腰や尻が全く痛くならない。音響も良い感じだったし立地も抜群だし、末永く通わせていただきたい。